個人の発信力の高まりと情報の信頼性の確保
朝礼ネタ1791 2021/01/01 IT・テクノロジーメディア・ニュース最近では、スマートフォンとSNSの普及によって、個人の情報発信が盛んになってきましたが、インターネットの特性上匿名性が強いため、間違った情報でも発信できてしまい、インターネット上で情報収集を行うと信頼性に乏しくなってしまいます。
もちろん新聞社や調査機関などによる信頼性の高い有料の情報などもありますが、自分が探している情報があるとは限らないため、幅広く調べていきたい場合、検索サイトなどで調べなくてはならない事も多々あります。
その時に、間違った情報を鵜呑みにすると、場合によっては情報を掲載した人ではなく引用した人が非難されたりしてしまいます。
昔は、「物の本によると」等と表現される様に、情報源が辞書や専門書だったのですが、ある情報が書籍になるまでに何人もの人の手による校正や校閲がなされ、信頼性を高めたものとなっています。
また、それでも誤記があるとニュースとして取り上げられ、訂正や改訂などがなされます。
ですが、SNSなどで公開されている情報は、その多くは書いた人以外のチェックがなく「個人の見解や知識」であって内容が保証されているわけではありません。
また、エイプリルフールやパロディ、風刺ではなく、一部の悪意をもった利用者が虚偽の情報を流している事もあります。
いろいろな事で、速さやコストの低さなどから、インターネットで情報を集める事が多い現在では、玉石混淆の情報から根拠や内容から、自分なりに真贋を判断して情報の信頼性を確保していかなくてならないと思います。