お笑い芸人に見るパワーバランスの大切さ
朝礼ネタ1786 2021/01/01 メディア・ニュース効率化身近な法則お笑い芸人、千原ジュニアさんがテレビで語っていた、有名なパワーバランスのお話があります。
ジュニアさんいわく「永きに渡って売れている芸人は、コンビのパワーバランスが良い」ということです。
例えば、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン。中堅どころだと、バナナマン、タカトシ、ネプチューン、クリームシチューなどでしょうか。
冠番組を多く持つような芸人さんは、コンビのバランスが絶妙です。
ここでいうバランスとは、足して10になればよいということではありません。
それだと、すごく頑張る人と、そうではない人が出てきてしまいます。芸人さんの場合、面白さの差とも言えます。
パワーバランスの考え方は、かけ算です。
1~9の中の数字同士でかけ算をした時に、一番答えの数字が高くなるのは、5の組み合わせです。
片方が9の力を出した時の、もう片方の出番は1です。9×1=9にしかなりません。
お互いが5ずつの力を出し合えた時の数字は25になり、一番高いパフォーマンスを生み出すことができるというわけです。
私は学生時代に、よさこいソーラン祭りのチームに所属して、リーダーを務めていました。
頑張ろうという気持ちだけが先行して、なんでも自分だけでやろうとしたり、なかなかうまく踊れない人にイライラしたりしていました。
もちろんチームの雰囲気も悪くなり、踊れる人と踊れない人の格差が広がって、全体のパフォーマンスがバラバラになってしまうという苦い経験があります。
もし、あの時パワーバランスの話を理解していたら、もっと違った結果になっていたはずです。リーダーとしての仕事は、皆が同じようなレベルで踊れるようになるために指導することではなく、それぞれの個性を生かしたフォーメンションを考えることでした。
これはチームで仕事をする時にも当てはまることだと思います。
自分が自分がと、前に出るのではなく、自分がやるよりもあの人に任せた方が得意なのではないか?と思う俯瞰力が大切です。
重要なことは、自分をアピールすることではなくて、チームの力を最大限に生かして、よりよいサービスをお客様に提供することです。
パワーバランスを考えながら、チーム全員で最善のパフォーマンスを生み出せるように、頑張っていきます。