あなたは1兆秒生きられますか?
朝礼ネタ176 2021/01/01 自己啓発私が小学校の頃、或る日先生が「あなたは1兆秒生きられますか?」という質問をしました。
「1兆秒」と言うと小学生ではパッと計算するのも難しいため、私を含めて「生きられる」と答えた人がちらほらいました。
実際に計算してみるとどれくらいの時間かわかりますか?
実は、約3万年ほどで、とても生きていられる時間ではありませんでした。
「1兆秒」と言われると、確かに「秒」と付いているのでそれなりに短い時間なんじゃないか、と考えてしまうことは不思議ではありません。
しかし、ここが落とし穴で「何となくそう思える」というだけで物事を考えると、とんでもない目にあることも往々にしてあります。
特に、この例で示した数字と言うものはその最たるものです。
「数字は嘘をつかない」と思っている人がいるかもしれませんが、それを見る私たちの目がちゃんと見えていなければ、思わぬ落とし穴にはまってしまうのです。
また、数字のそうした性質を利用して何も知らない人を陥れようとする人もいます。
そうした人は何も詐欺師だけではありません。
一見安く見えるスーパーのお肉が実は、ということもないわけではありません。
これを防ぐにはどうすればいいのか。
簡単です。ちょっと立ち止まって考えればいいのです。
先に例を挙げた1兆秒でも、ちょっと計算すると、これは無理だとすぐに気が付きます。
しかし、そのちょっとの手間を惜しんで損をする人、失敗する人が案外多いのです。
今の時代は、何でも時間がかかるより早いほうが良い、という風潮が強いかもしれませんが、そこでちょっと立ち止まって考える癖をつけてみましょう。
それであなたの人生がちょっとずつでも良くなるかもしれませんよ。