ITの進歩で立地に関係なく店に人が集められるようになった
朝礼ネタ1758 2021/01/01 IT・テクノロジー社会・経済 飲食店や小売店のような客商売を行う場合、これまでは立地が大事だとされてきました。立地が良くなければ人が集まりにくい、これは客商売を行う上での常識です。今も、その法則はもちろん間違ってはいないでしょう。ですが、ITやテクノロジーの進歩により「本当にそうなんだろうか?」と思えるのも確かです。
たとえば、人通りの多い表通りではなく裏通りに一軒のラーメン屋があったとします。裏通りは人が少ないので、本来なら集客はあまり見込めません。しかし、もしもそのラーメン屋が本当に美味しいラーメンを手頃な価格で提供していたらどうでしょうか?立地に関係なく人が集まる可能性は十分ありますよね。なぜなら、ラーメン通を唸らせるような美味しいラーメン、それに価格の手頃さが加われば、ネットやSNSを介して拡散されやすいからです。
ラーメンは特にグルメな人が多く、美味しいラーメン屋があると聞きつければたとえどんな立地でも人は殺到するでしょう。つまり、立地に関係なく集客することは、現実的に可能だといえますよね。
ITやテクノロジーが今ほど進化していなかった昔でも、テレビや雑誌や新聞等で取り上げられれば立地に関係なく繁盛店になる場合がありましたよね。今はそれらだけではなく、ネットやSNSの情報も簡単に広がる時代です。つまり、立地はそれほど重要ではなくなってきていると思います。
これは客商売だけに限った話ではなく、ビジネス全般でそうなっています。ですから、良い商品や良いサービスをできるだけ提供できるような仕事をしたいです。