虻蜂取らずと一石二鳥

  • 追加
  • 反対の意味を持つ二つのことわざの例として、虻蜂取らずと一石二鳥が、よく例にあげられます。
    でも、次のように考えてみたらいかがでしょうか。

    新しく何かを始めようというときに、あれもこれもと欲張ってしまうと、結局は何も身に付かない。まさに虻蜂取らずに終わってしまうのではないでしょうか。
    だからといって、とりあえずは一つだけ始めてくださいというのではないのです。

    いくつも同時に始めようと思うほどの意欲を、まずはすべて一つに、集中させるのです。
    せっかく一つに絞って始めたことなんだから、徹底的に、極めてやろう。とことん深めてやろう。
    そういう気持ちで、ことを始めるのです。

    そして努力の甲斐があって、何とか一つのことではあっても、極めるまでとは言わずとも、自分が納得するレベルまで到達したとします。

    その結果、得られるものは、決して一つではないでしょう。
    自分が打ち込んだ一つのことに関連する色々なことが、同時に収穫できているはずです。

    とりあえずはジョギングから始めよう、だったとしても、極めようとすれば、色んなことが気になるはずです。
    どのようなフォームが理想なのか、あの人のフォームは無駄がないな、またジョギング後にはどんな食事をするべきか。
    その結果として、体力がついたというジョギングの直接的効果の他に、栄養バランスについての情報が増える、一緒に走る仲間ができる、テレビの陸上中継の見どころが増える等、たくさんの収穫があるはずです。

    何となく色んなことを始めても、虻蜂取らずに終わってしまう。しかし、たった一つのことでも徹底的に、極めれば得られるものは決して一つだけではないんだと。
    こう考えてみると、この二つのことわざは反対の意味ではなく、二つセットで、私たちに教訓を授けてくれていると思えるのです。




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