同じ言葉も考え方で受け取るイメージが変わると感じたこと

  • 追加
  • イギリスのことわざに「A rolling stone gathers no moss」というものがあります。
    「転がる石には苔が生えぬ」という感じの文に和訳されているので目にしたことのある人も多いことわざではないでしょうか。

    解釈としては状況によっていろんなものがあると思います。
    一番多いのは「精力的に活動を続けることによっていつまでも能力が錆びつかない」。
    あるいは「勉強を続けることでいつでも最新の知識や情報を持っている」といった「ひとつの場所にとどまらないことの重要性」を解くタイプが多い印象です。

    ところがちょっと調べてみるとこのことわざのもともとの発祥地、イギリスでは全く正反対の意味だということを知りました。
    イギリスでの解釈は「職業や住まいを転々とする人は成功できない」という意味で使われるのだそうです。
    「活動を続けることによって錆びつかない」の解釈はアメリカで使われているのだとか。

    どういう過程で解釈が変わったのかはわかりません。
    でも同じ言葉なのに全く正反対の意味に説明されているのがなんとも面白いものです。
    もしイギリス人の友人がいて、何か目標に向かっている時に励ますつもりで「転がる石はっていうから」と言ったら「やめとけってことか」と聞かれるかもしれません。

    ことわざの例はきちんと説明すれば笑い話になるようなことです。
    でも日常生活の中にも「同じ言葉を言っても相手の解釈の違いで全く正反対の意味に理解されてしまう場合がある」というのはよくあることだと思います。

    落ち込んでいる人に「頑張って」と言ったら「自分は努力が足りないんだ」ともっと落ち込む人もいるかもしれません。
    逆に「そうだな、もっとできるよな」と元気になる人もいるでしょう。
    言葉の持つイメージは人それぞれ、いちいち気にしていたら本当は気軽に他人と話すことは難しいことなのかな、とも感じます。

    だからといって「誰とも話さない」というわけにもいかないのが人間です。
    他の人の言葉に対するイメージや考えを100%理解することはできません。
    でも少なくとも「乱暴な言葉使いをしない・やたらと略語を使わない」といった「丁寧に話す」ということなら心掛けることができます。

    完璧とはいかないまでも常に丁寧な話し手でありたいと考えています。




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