スピーチのネタは知識より経験した事が面白い
朝礼ネタ1477 2021/01/01毎回スピーチの内容に苦慮することと思います。
特に学校卒業後ずっと同じ会社にいらっしゃる方は特に困ると思います。ずっと同じ会社に居て結果を出し続けることはとても大変で立派な事なのですが、どうにも世界が狭くなります。なので毎朝インターネットから「今日は何の日」を検索してスピーチのネタにしたり、新聞の中で会社の業務に必要そうな情報を探すわけですが、これらのことは何人もやっていることなので、もしかしたら同じ事を違う切り口や構成で話しているかもしれないのです。
その点「経験」は感じ方や学びが人それぞれなので、行動から得たネタは面白いものになりやすいのです。
「インスタ映えする場所めぐり」も立派なスピーチの材料になります。他の畑違いの業界がどのように集客しているのか、どこがインスタ映えとなるのかも、世代の違う人の感覚を現場で体験したことを語るのは人の心に響きます。どんな経験でも宝だと思えば、どんなに起承転結があやふやなスピーチであっても「感動」さえしっかりつたわれば良いスピーチとなります。
ただし、「感動を伝える」にも「やばい」や「マジ卍(まんじ)」だけでは良いスピーチとは言えないのはお分かりでしょう。「感動を伝える」とは「誰にも感動したとわかりやすく伝える」ことで成り立つのです。
そこで役立つのが「文章を読む」ことです。ネットのニュースでも掲示板のスレッドでも、感動が伝わる文章は毎分毎秒変化するインターネットの波の中にも残るものなのです。
たくさんの体験を体感して、それを言葉にする力を養いましょう。
これはスピーチに関わらず営業や受付、プロジェクトにも役立つスキルで誰もが日々「言葉」に敏感になるだけで身につくものです。
感動を伝えましょう。たとえ気の利いた言い回しではなくても、思いを言葉に乗せて発するのです。
感動したり褒められるスピーチとは人柄のよく好かれる人が文学のような立派な日本語で発音発声よく出来るものではないのです。
発音発声の良さや言葉選びは大切な要素ですが、ここに囚われると「寒いスピーチ」になるので注意が必要です。