実は20代~60代こそが人生の中休みだ
朝礼ネタ1446 2021/01/01 2月二月は、大学受験をする全ての人にとって一時の安息が訪れるときです。安息とはいっても勉強に猛進していることに変わりはないのですが、センター試験の結果がひとまず出て、本試験まではまだ少し時間がある。この微妙な時をどう過ごすかというのは、受験の結果にとても大きな影響を与えます。なまじ何とも言えない間があるだけに、誰しもが勉強だけに打ち込むことができるわけではないのです。
それでは、人生における一時の安息というのはいつなのでしょう。私は、この20代から60代までの、仕事をし働いている期間こそ一生のうちの中休みの期間であると思うのです。わずか20年という時間で身体共に急速に成長しなければならない人間が、ようやくたどり着いた一時の平穏です。
でも、人生は大学入試のようにセンター試験と本試験に分かれてはいない、この期間に頑張ろうが頑張るまいが差などつかないではないかと思われる方もいるかもしれません。しかし、人生には本試験がちゃんとあります。それは老後です。身体が徐々に衰える中で、どう生きていくか、どのような生活ができるか、全ては、どれだけ働きどのような経験をしたかといったこの安息の日々の間に得られたものによって決まります。どんなにセンター試験で良い点を取り、有名企業に勤めたとしても、そこからの頑張りを怠っては、本試験で失敗してしまう、寂しく辛い老後を迎えることになってしまうのです。
この人生の中休み、私は日々を大切に過ごしていきたいと思います。