バレンタインデーの起源から思うこと
朝礼ネタ1441 2021/01/01 2月風物詩・季節行事皆さんもご存知でしょうが、2月14日はバレンタインデーです。
今では女性が男性にチョコレートを贈る日として知られていますが、元々はキリスト教の聖人、ウァレンティヌスが殉教した日だと言われています。ローマ皇帝クラウディウス2世は、兵士の士気が低下することを避けるために結婚を禁じたそうです。しかしウァレンティヌスは皇帝の命に背き、結婚式を執り行っていました。
皇帝の怒りを買ったウァレンティヌスは処刑されてしまいましたが、彼は恋人たちの守護聖人として親しまれるようになり、彼の命日である2月14日は恋人たちの日、バレンタインデーとなったのです。
ローマ帝国の頃の話ですから、どこまで事実なのかはわかりません。しかし、こういった逸話を知ることで、より恋人を大切に想う気持ちが強まるのではないでしょうか。
また、このエピソードからは、権力者が理不尽にも人々の行動の自由を奪うことの悲しさ、やるせなさを感じ取ることもできると思います。目上の人間の命令であったとしても、それが正しくないことであるならば、時にはウァレンティヌスのように勇気を持って立ち向かうことも必要になるのではないでしょうか。
なお、日本でバレンタインデーが定着したのには製菓企業による販促の影響があったとも言われていますが、詳しいことはわかっていないようです。
何も必ずチョコレートを贈らなければならないということもないでしょうから、何か他の、恋人が喜びそうなプレゼントを選んでみるというのもいいと思います。