一見利益を生まないサービスをディズニーが続ける理由
朝礼ネタ1425 2021/01/01 経営今日は、私がディズニーランドに遊びに行ったとき感動した話をしようと思います。
ディズニーへ遊びに行くと、どうしても荷物が通常のお出かけよりも多くなってしまったり、いつもは持っていない帽子やサングラスを持ち歩いたりするので、自然と落とし物や忘れ物が多くなってしまいます。
私も移動中のどこかの道で、家から持ってきていた娘の小さな帽子を落としてしまいました。そこで、落とし物センターの場所を近くのキャストの方に尋ねて向かったところ、係の方は落としたものの特徴や時間帯を丁寧に聞いてくださり、内容を伝えるとすぐに裏からその帽子が出てきました。
ベビー用のものですから、帽子は直径15センチほどしかない小さなものなのですが、そんなちょっとしたものまで回収してくれていて、しかもホコリやゴミを丁寧に払った状態できちんと保管をしてくださっていたことにとても感動しました。家に帰ってからディズニーランドの取り組みを調べたところ、落とし物が見つからずにパークで悲しい思いをする人が出ないよう、パークには清掃担当スタッフの方が何百人も在籍しており、常にパーク内を巡回しているのだそうです。
来園した人のために多大な人件費や労力を割いて思い出作りに貢献することが、ディズニーの高いリピート率を維持につながっていることを実感しました。そしてこの体験から、直接お客様からお金をもらうことのないサービスは無意味ではなく、地道に続けることによって将来的には顧客確保、リピート購入につながるのだと学ぶことができました。
小さな気配りを意識して、お客様に少しでも喜んでもらえるように頑張りたいです。