この1年間の棚卸し
朝礼ネタ1389 2021/01/01 12月年末年始もうすぐ2017年も終わろうとしています。そこで、今日は私が毎年年の暮れになるとやっている習慣について紹介したいと思います。
用意するものはA4ぐらいの紙と鉛筆、それだけです。そしてその紙に上から順番に1月、2月…という風に12人まで書いていきます。そして真ん中にまっすぐ縦線を一本引きます。そしてその線の左側に自分の身の回りで起こったことを、右側に世の中で起きた出来事を書いていきます。特に思い出すことがなければ「なし」と書いて下さい。
おそらく多くの人が北朝鮮のミサイルのことや、東芝に関すること、あるいは様々な企業の不正なデータの捏造や大谷選手の大リーグ移籍や貴ノ花親方と相撲協会ね確執などを思い出すのではないでしょうか。世の中全体でみればけして明るいニュースばかりではなかったという印象ですが、それらが実際に自分の生活にどのような影響を与えたか、という視点から振り返ると案外それほど深刻な影響ではないと感じる人が大多数ではないかと思います。
そして左側に書いた自分の身の回りに起こったことについては、例えば結婚や出産などのめでたいことについては素直に喜べばいいと思います。むしろ大切なのはしんどかったことや苦しかったこと、自分の思い通りにいかなかったことに対して、自分がどう対処したかを肯定的に振り返ることです。自分にとってストレスとなるような出来事があったけれども、自分はそれによって潰れることはなかった、他人から見たら妥協に思えるかも知れないが、周囲や組織のために自分のエゴを引っ込めることで利他的な選択が出来た、という風に捉え直すのです。
そうすれば、自然と自分で自分を褒めてあげたり、お疲れさん、と労いの言葉をかけてあげたくなります。そうすることでくたびれた自尊感情をきちんとメンテナンスすることが可能です。
そして最後にひとつだけ、「来年はこういう年になるといいな」という願いを書き加えます。今はしんどくでも、来年はすこし楽になるかも知れない、という可能性を常に頭の中にイメージすることで、今目の前にあるしんどさが、もしかしたら自分を成長させてくれるきっかけになるかも知れません。出来たら天気のいい日に、ゆっくりとお茶でも飲みながら試してみて下さい。