優先順位は大切です
朝礼ネタ1385 2021/01/01 効率化優先順位というものについて考えた事はあるでしょうか。
何か一番大切で、どれを優先して済ますのか。どの人に真っ先に連絡を取り、何を最初に報告するべきか。などなど、日常生活の中で知らぬ間に誰もが優先順位を決めて行動しています。しかしその優先順位を案外と間違っている場合もある様です。
先日、取引先でこんな経験をしました。
発注した製品の製造工場へ見学に行く予定だったのですが、居り悪くいつもの担当者が時間に間に合わない為に工場で落ち合う事になりました。担当者の代わりに初対面の方がタクシーで案内して下さいました。
その方は緊張した様子で随分とこちらに気を使っておられ、タクシーの中で始終話し掛けて来られました。そしてついその事に夢中になり、タクシーへの道案内が疎かになって曲るべき交差点を一度行き過ぎ、最後には止まるべき工場の正門を通り過ぎてしまいました。
彼は優先順位を間違ってしまったのです。彼が為すべき事の第一は私を間違いなく目的地へ案内する事であって、私のご機嫌を取り結ぶ事ではないはずです。
その優先順位が曖昧な為に、本来最も緊張して取り組まなければいけない誘導が疎かになるという間違いを犯したのです。
言うまでも有りませんが、会社での仕事は非常に忙しいものです。しかも同時進行で様々な仕事を処理していかなければなりません。
複雑雑多な業務を進める時、この優先順位の設定が甘いと無駄が生じ、物事が順序良くスムーズに進みません。それどころか最も大事な仕事が予定通り完成しないという、最悪のケースさえ発生しかねません。
仕事は段取り半分と言います。仕事は事前の準備で半分完成した様なものという意味ですが、その段取りの相当部分がこの優先順位の設定ではないでしょうか。