クレームの少ない寛容な社会でありたい
朝礼ネタ1377 2021/01/01 メディア・ニュース最近、テレビドラマやバラエティー番組などを見ていると気になるのが、言葉づかいや表現に関する変化です。
たとえば、医療もののドラマを見ていると気づくと思うのですが、赤ちゃんがガレキの下から救出されたり、あるいは生命が危険な状態でたくさんのチューブにつながれたりしているシーンなどでは、明らかに人形だとわかるような角度で、赤ちゃん役の人形の顔が映るようになっています。
最初はぎょっとしてしまったのですが、少し考えると、おそらく視聴者からのクレーム対策なのだろうなと考え付きました。本物の小さな子どもに、ドラマの撮影のためだとは言え、故意に不愉快な状況に置いたり、あるいは泣かせたりすることで、視聴者からクレームが入っているのだろうと思います。
SNSなどの普及により、一般の人たちの不満やクレームは、一瞬で全国に大きな影響を与えるようになりました。私たち企業に勤めるサラリーマンにとってもそれは同じで、もしもお客さまがSNSで会社の悪口を言ったら、ましてや自分を名指しで非難されたら・・・想像しただけでとても恐ろしいですよね。
また逆の立場で考えると、何か不快な目にあったとき、SNSで不満を書いた経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
不満やクレームなどを伝えるのは企業の成長のため、大切なことではありますが、今までだったら気にも留めなかったような些細なことで怒ったり、人を傷つけたりしないよう、注意が必要だと思いますし、ある程度寛容な方が、世の中は面白いと思います。