丁寧な誠実さでしっかりと信頼を掴む
朝礼ネタ1367 2021/01/01 経営「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という有名な言葉があります。
お米のなる稲の穂は実れば実るほどに重くなり穂先が垂れ下がってくるものです。同じように人も偉くなればなるほど、謙虚な姿勢で人と接することが大切だという教えです。少しでも偉くなると、自分はできると思い込み他者を下にみて横柄な態度をとる人がいます。周りの意見を聞かなかったり、命令ばかりするような人は周りに尊敬されません。権力を振り回す人についていく人は少ないでしょう。
会社も成長・発展すればするほど、会社の態度・社員の態度が丁重にならなければならないと考えます。組織が大きくなれば、意思決定に時間がかかったりしますが、不正や事故を公表しないで隠ぺいし、後になって発覚したら信用を失います。対処を間違えるとそのまま廃業することになります。ミスがあったときに、損得勘定や自分の保身を考えて行動するようでは、お客さまを大切にしているか、誠実な企業かというのは一目瞭然です。
神は細部に宿るともいいますが、誰も見てないようなところでも気を抜くことなく丁寧に扱うことが大切です。信頼は誠実さの積み重ねです。そのための仕組みが末端の社員まで共有され、そんな姿勢で働いていたら優良企業であると確信できるでしょう。これから少子化が進み、人材は減る一方です。
指示ばかりでなく、働きかたの姿勢を示すことで人材を育てていけるのが一番よいと思います。働きやすい環境を整え、成長し続ける企業を目指しましょう。