病気の理由は日々の生活態度が一番大きい
朝礼ネタ1175 2021/01/01 健康今日は健康に関連して、生活習慣病についてお話をしたいと思います。
生活習慣病は、以前は成人病と言われておりましたが、食生活の欧米化や日常生活の多様化によるストレスの増大など、国民の生活形態の変貌により、これまで成人病と考えられておりました糖尿病などが、成人だけではなく若年層でも発症するケースが増えてきました。
従来より成人病と言われておりました疾患の発症と、長年に渡って晒される生活習慣とが密接に関係していることが明らかとなり、1966年に成人病から生活習慣病に名称が変更されております。
生活習慣病としては、只今挙げました糖尿病以外では、高血圧、脂質代謝異常、肥満などがあります。これらは、よく死の4重奏などとも呼ばれており、これらの病態を放置しておきますと、いずれ死に直結するような重大な病気へと進行していってしまいます。
最近では特に糖尿病患者が増えてきており、潜在的な患者を含めますと数千万人の患者がいるとされております。ご存知の通り、糖尿病では血糖値が高い状態が続き、血管や神経に重大な障害をもたらし、そのため発症する合併症としましては、網膜症、腎症、神経症が良く知られております。
このような状況を鑑み、病気や健康に関する国の考え方も、これまでの直す医療から予防する医療に変わってきており、トクホに続き、機能性表示食品制度の導入が成されてきております。これからの社会では、自分の健康は自分で守るという方向へ向かって行くようです。
健やかで充実した日々の生活や、また、仕事において要求されます行動力や集中力なども、やはり、その根底には肉体的な健康があってこそ達成され得るものであります。ともすると軽視されてしまいがちな自分の健康管理について、今一度、生活習慣を含めて見直してみるのも、良い機会かもしれないと思う次第でございます。