名選手必ずしも名監督にならずという言葉
朝礼ネタ1141 2021/01/01 スポーツ経営『名選手必ずしも名監督にならず』という言葉があります。皆さんご存知のことでしょうけれども、一流の野球選手あっても、一流の監督には皆なれないという事です。実際は選手でも監督でも一流になった人はいますが、ごくわずかです。この言葉を他の職業に置きかえるとわかりすいことがわかりました。
一流の料理人が一流の料理の先生になれるとは限りません。現場で一流の職人であっても現場の工場長として一流には決してなれません。何を着ても似合うトップモデルであってもデザイナーにはなれません。素晴らしい演技をする俳優さんが映画監督をやっても成功しません。
つまりプレーヤーにはおいては抜群の才能があるけれども、マネージャーには向いていないという事です。
野球界においては良くあることですが、今まで低迷していたチームが監督が変わるだけで強くなり優勝したりします。そしてその監督はというと初めて聞く名前だったりします。名監督というのは、選手の個々の才能を伸ばし、動きやすい環境を創るのです。怒られて実力を発揮する人もいれば、褒められて伸びる人もいます。逆に何も言わない方が良い成績を出す人もいます。つまり、各個人の性格や人間性を把握しているのだと思います。
これは仕事にも通じることです。業績のいい会社や、部署は例外もありますが往々にして働きやすい環境です。このような環境づくりが大切だと思います。改めて自分の周りに目をやると、そのような環境かどうか、今は話せませんが、働きやすい環境を創ることが今後の使命だと思います。