酉年は縁起のいい年
朝礼ネタ1108 2021/01/01 年末年始2017年の十二支は酉ですが、漢字で書けますか?普段使う点が4つある「鳥」ではなく、「酒」という字の右側の部分ですよね。この漢字の元々の意味は、口の細い酒つぼであるとか、お酒は熟した果物から作られることから「実る」という意味もあるのだそうです。どうしてこれを「とり」と読むようになったのか理由は定かではないのですが、どうやら単なる当て字のようなのです。
それでも、「実る」という意味があるように「酉」はとても縁起のいいものなのです。年末になると、関東地方の下町などで熊手などを露店売りしているようなニュース映像がよく流れます。あれは実は「酉の市」というんです。鳥にちなんだ寺社の年中行事として行われていることなのですが、鳥は「とりこむ」ということで商売をしている人にとってはとても縁起がいいわけです。
つまり、酉という字は「実る」という意味で、運も「取り込む」ということから、酉年はとても縁起のいい年だということです。
仕事というのはすぐに成果が出ないので、悶々としてしまうことがあります。でも、それはきっと独りきりで仕事をしているからではないでしょうか。
どんなに努力しても、独りで仕事をしていたら自分の実力以上の成果が出ることは決してありません。
では何が大切なのでしょうか。
それはやはり、いろんな人の意見も「取り入れる」ことではないでしょうか。閉じた心では例えどんなに運が近くによってきても取り込むことはできません。運を取り込もう、という気持ちが大事です。そのためには、やはり誰にも相談しないで独りで仕事をしようとするのではなく、いろんな人の意見に耳を傾け、柔軟な考えをもって意見を取り入れていくことが大事なのではないでしょうか。
酉年の漢字のように「実り」ある一年になるよう、みなさんと一緒に仕事に取り組んで参りたいと思います。そのため色々とご相談させていただくことになると思いますが、もし私に相談を持ち掛けられても、鳥の鳴き声のように「ケッコーです」と断らないでくださいますようお願いします。