オノマトペと腸内細菌
朝礼ネタ1091 2021/01/01 健康最近、自分の力を最大限高めるものとして、オノマトペ(擬声語)と腸内細菌に興味があります。
オノマトペいわゆる擬声語は、自分の五感を最大限発揮するための言霊にもなりうるし、コミュニケーションの潤滑剤になりえます。
緊張などをとき自分の力を最大限発揮する際に自然に使っているプロスポーツ選手もいます。トントントントントンを口に出して一定のリズムを刻めば、リラックスし集中力が高まります。サッサッサッサッサッを口に出せば、素早く自分の体を動かすことが出来きます。ふわっふわっをタンポポの綿毛になったつもりで口に出せば、柔らかい口調でしゃべり始められます。お坊さんのお経の木魚の一定のリズムもリラックスする効果があります。
また、どのような細菌が腸内で働くかで、脳つまり心理的な面に影響する研究が近年活発に行われています。どんな腸内細菌が住むかは、どんな食べ物をどのようにどのくらい食べているかが深くかかわっています。腸にどんな細菌を住ませるかを意識することは自分の心と体の土台を支えることになるわけです。
自分の土台が自分以外の生き物に支えられているという気づきは、私にとってとても嬉しいことです。自分の体と何十兆個もの細菌は持ちつ持たれつ生活してきていて今の自分があるのだなと感じることは私をワクワクさせます。自分体の中に多様性の生き物を育てている自然環境があるのです。
腸内に影響を与える細菌の塊である発酵食品が、酒だけでなく調味料、保存のきく食料に広く浸透している冷蔵庫などが発達する以前の日本や世界の長年食べられてきた家庭料理の再認識にもつながります。
塩分を控えるための調理技術も超高齢化社会のこれからますます必要とされるでしょう。塩味でなく、酸味、旨味、苦味、甘味、食材の持つ香りや食感などが塩味を補い多様性のある家庭料理の味になります。
私は、地球も自分自身にエネルギー源をもつ、生き物ようだなと感じます。地震や火山、地殻変動や氷河期及び間氷期などは、人間の体に例えれば、転んでかさぶたが出来たとか熱が出たり、体が冷えたと置き換えられると思います。
その体の上に住んでいる細菌のような人間は、やはり地球という宿主があっての生き物です。宿主の地球に寄生し生きている人間は、その地球の気温変化や空気の期待の割合の変化等に増減を繰り返しながら、これからも地球と持ちつ持たれつで生きていくのでしょう。