自動車産業の現状と今後の展望について
朝礼ネタ902 2021/01/01 社会・経済経営自動車産業のこれからについて最近いろいろ考えることがあります。
特に日本においては若者の自動車離れが進んでいて、年間800万台以上販売されていた時代に比べると今は500万台も売れるかどうかという状況。さらには軽自動車のニーズも高まり、普通自動車に関してはなかなかヒット商品も出ないというところです。
しかし、世界的に見れば自動車産業はまだまだ成長し続ける傾向にあります。中国やインドを中心とした人口がまだまだ増え続ける国では需要はさらに高まっていくことでしょう。
日本のメーカーもこうしたグローバリゼーションには乗り遅れることなく今のところは販売も伸ばしているということで日本人としては、日本を支える製造業の柱なので安心しているところもあります。
しかし、これからは自動車産業も革新的な変化がおとづれます。
それはAIを使った自動運転であったり、さらなるエコカーのメインが何になるかというところ。
さらには自動車の形態が今のままでいいのかどうかという議論まで発展していくことでしょう。
自動運転に関しても、さまざまなステークホルダーがおり、仮に日本国内での標準が日本仕様となった場合でもそれがグローバル仕様となるかどうかはだれもわかりません。
極端な例を言えば、携帯電話の世界の「ガラパゴスケイタイ」という日本独自の規格になってしまい、世界から取り残されることもありえるわけです。
自動車産業についてはそこまで極端なことは今のところ、ないのではないかと推測できますがそれでもこれだけ革新が進むと強者がいつまでも強者でいられるかどうかが難しいということもいえるでしょう。