ブランドという言葉の正体
朝礼ネタ719 2021/01/01 社会・経済経営
ブランドとは、一体何を指す言葉なのでしょうか?
「ブランド物」とか「一流ブランド」と口にすることはありますが、何を持って「ブランド」というのでしょうか。
いろいろな意味で用いられる言葉ですが、なぜブランドが重宝されるのでしょうか。
個人的に見解ではありますが、ブランドというのは、ずっと続けてきた信頼の積み重ねのことをいうのではないかと思います。
一世紀以上続く老舗ブランドと、その他のメーカーとの違いは、その信頼の大きさによる物だと思います。
今でこそ有名なブランドだって、そもそもの始まりは一つのメーカーやお店だったはずです。
「良いものを作り続け、お客様に満足してもらう」…
その立地点は同じでも、それが幾重にも積み重なって、ブランドという大きな信頼になっています。
最近ではセルフブランディングという言葉もありますが、ブランディングはマーケティングや差別化ではありません。
今となっては、小手先の技術はすぐに、それも簡単に真似されてしまうでしょう。
セルフブランディングというのも、「こうします」というだけではまったく意味がありません。
それを実践して評価されることで意味を持つものであって、一朝一夕に成り立つものではないのです。
例えば、いま何か新しいことを初めて、老舗の百貨店や高級メゾンのようになるには、長い年月がかかるでしょう。
しかし、最近のニュースでは大企業の倒産や、世界的なメーカーの吸収や合併なんかが大きく報道されています。
ブランドとしての価値を高めていくというのは、ひとつひとつの信頼の積み重ねがいかに大切かを物語っているというふうに感じます。