仕事における効率とモチベーションについて
朝礼ネタ6146 2025/08/04 社会・経済「仕事における効率とモチベーション」についてお話ししようと思います。
私たちが日々行っている仕事の中で、効率よく進めることはもちろん大切ですが、効率的に働くためには、まず「どうして効率が重要なのか?」という根本的な部分を理解することが重要だと感じています。
人間の脳は、1日に処理できる情報量に限界があり、ある研究によると私たちの脳は1日におよそ7±2個の情報を同時に処理できると言われており、それ以上になるとパフォーマンスが急激に落ちるんです。
この「7±2の法則」というものが、認知心理学者ジョージ・ミラーによって提唱された理論で、実は日常の仕事の中でもかなり影響を与えているんです。
会議の時にあれもこれも話題に出してしまうと、脳はその情報を整理できず、逆に効率が悪くなることがあります。
だからこそ、私たちが仕事を進める際は、目の前のタスクに集中することが大切だと改めて感じます。
優先順位をつけて行動することで、脳のキャパシティを最適に使うことができます。
モチベーションを保つためには、成果を見える形で感じられることが大切で、「自己決定理論」という理論があり、この理論では、人間がモチベーションを感じる要素として、「自分の意思で決められる自由」「他者とのつながり」「自己成長」を挙げています。特に、目の前のタスクに対して自分の意志で選択できるという感覚は、非常に大きなモチベーションになります。
例えば、プロジェクトにおいて、自分が何を担当するか、どの部分で貢献できるかを明確にし、自由に意見を出せる環境に身を置くことで、よりやりがいを感じ、結果的にパフォーマンスが上がったことがありました。
やはり、与えられた仕事をただこなすのではなく、自分の意見やアイデアを反映できることで、仕事へのモチベーションが高まるのだと実感しています。
「信頼の法則」によれば、チームメンバー間で信頼関係が築かれていると、どんなに厳しい状況でも、メンバー一人ひとりが自分の力を最大限に発揮できると言われています。
仕事において、結果を出すためには「一人ではなく、みんなで協力する」ことが欠かせません。
これからもチームとして、信頼を深め合いながら、効率的に働くことを意識していきましょう。
そして、各自が自分の成長を感じる瞬間を大切にし、より高い目標に向かって一緒に進んでいければと思います。