自動車のネジを増し締めすることでよりしっかりと固定する意味
朝礼ネタ6134 2025/07/11 心理・メンタル様々な自動車のパーツは主にネジによって固定されていますが、ぴったりと締めるだけでは完全にパーツを固定することはできません。
一見するとしっかり絞められているように見えても、長期にわたって使用するうちにネジが緩んでくることがあります。
自動車はエンジンの振動のほか、道路の状況によっては激しく揺れることがあり、これを繰り返していくうちにだんだんとネジが緩む現象が生じます。
最初は僅かな緩みでも、やがてそれが進行すればパーツが外れてしまいかねません、
これを抑止するために最後に行うのが、増し締めです。
ドライバーから伝わる感触を確かめながらネジがこれ以上動かないまでに締めたところから、パーツを損傷させない範囲で再度力を込めて増し締めをすることで、よりしっかりと固定することができます。
増し締めが行われることでネジが後戻りせず、パーツが強固に固定され、走行中に外れる可能性を限りなく少なくするのが重要です。
翻ってこれらの理論を我々の仕事にあてはめてみると、完璧に仕上げたと思ってもそこには落とし穴が潜んでいる可能性があるということです。
小さなミスや勘違い、見落としなどが無いか、正に増し締めをするかのように再度確認をすることが大切です。
もしも再度の確認を怠ったために後からミスが発覚し、大切なお客様に迷惑をかけることがあっては大変です。
今一度、心の増し締めをしっかりと行い、信頼性の高い仕事をしてお客様に貢献したいものです。