目標達成シート(マンダラチャート)の活用方法
朝礼ネタ5970 2024/10/22 目標メジャーリーグで大活躍している日本のスタープレイヤーに大谷翔平がいますが、その大谷選手が使ったことで一躍脚光を浴びることになった目標管理用ツールがあります。それが「マンダラチャート」です。
マンダラ(曼荼羅)は仏教から来ている用語であり、本来は仏や菩薩などを配置した絵図のことを指します。
マンダラチャートはパズルの「数独」のようなシートになっており、3列3段のマスを持つブロックが9個あるため、全部で81個のマスが書かれています。
このシートに目標達成に必要な要素を細分化して書き込むことで、具体的なアクションを起こしやすくします。
大谷選手は高校時代にドラフトで指名を受けるという大きな目標を立てます。その目標を達成するために、このマンダラチャートを利用したようです。
マンダラチャートは当然、企業の営業活動にも利用できます。
例えば、「売上利益2倍」という目標を立てたとします。その場合は、中央のブロックの真ん中のマスに「売上利益2倍」と記入します。
そして、「売上利益2倍」を達成するために必要な要素を8つ考えます。例えば、「宣伝広告の活用」や「新規顧客開拓」、「仕入額の減額」などが必要となったら、「売上利益2倍」の周りのマスにそれぞれ記入していきます。これで、中央のブロックが全て埋まります。
次に、中央ブロックの周りの8個のブロックの真ん中のマスに、「売上利益2倍」に必要とした8つの要素を記入します(「宣伝広告の活用」や「新規顧客開拓」など)。
さらに、各要素の達成に必要な項目を8つ検討し、その項目を記入します。例えば、「宣伝広告の活用」の面で、「タレントの起用」や「店頭での実演販売」、「クーポンの配布」などがポイントになると決めたら、各マスに記入していきます。全部のマスが埋まったら、マンダラチャートの完成です。
マンダラチャートは目標への理解が明確になることで具体的なアクションに繋がり、グループ内のメンバー間における認識のズレが回避できます。