実は一番のスキルかもしれない「愛される」という能力
朝礼ネタ591 2021/01/01 コミュニケーション営業
今回は『実は一番のスキルかもしれない「愛される」という能力』についてです。
「愛される人柄になること」。このことはもしかしたら人間にとって何にでも通用する「普遍的ツール」なのかもしれない・・最近そう考えることが多いです。
このことを気づかせてくれたのは「松下幸之助」氏の全集でのことばです。
松下幸之助氏はPHP研究所・松下政経塾を打ち立て、経営者として成功された後も、後進の育成に熱心に取り組んでいました。
そんなある日のこと、塾生の一人が幸之助氏に、塾生指導マニュアルを作成し判断を仰ぎました。
その方は四角四面な真面目な方だったようで、話を聞いているうちに氏はこう述べたそうです。
「キミは商売に於いて大事なものが欠けとるなあ、愛嬌や、愛嬌が入っとらん」
と、こう述べたそうです。
いかにも松下さんらしい指導の仕方ですが、氏はその著作内で一貫して述べられていることは終始一貫した、この「愛嬌」のもつ「徳」です。
人間だれしも愛されないより「愛される」ほうが得です。
それはビジネスの場面でも、プライベートな場面でも、もしかしたら「その人の人生哲学」にも役立つツールだと私も考えます。
愛されることは「徳」でもあり、やや俗っぽい言い方をすれば「トク」なのかもしれません。
このことに気付いた私は、ストレス社会においてかなり「要領よく」「上手く」立ち回れることが多い気がします。
もちろん仕事熱心、誠意もある仕事の仕方は社会人なら当たり前の常識です。
それに加え「愛されること」を身に着ける。
このことはもしかしたら普遍的といってもいい、万能のツールかもしれません。