内なる自分との信頼関係を築く
朝礼ネタ5862 2024/06/13 心理・メンタル自己啓発河原成美さんという方をご存じでしょうか。河原成美さんという方は、ラーメン店「一風堂」の創業者です。彼は1990年代に「TVチャンピオン」の「ラーメン職人選手権」で三連覇を果たし、一風堂は全国展開し、ニューヨークなど海外にも進出しました。
「なぜ、そのように商売が成功したのか」と問われた河原さんは、「常に自分との約束を愚直に守り続けたから」と答えました。
河原さんは商売を始めるときに自分に対する決め事を3つ作りました。それは、「3年間は休まない」、「売り上げゼロの日を作らない」、そして「35歳までには天職につく」の3つです。
河原さんはこのような決め事を作った理由を「それは自分で自分のことを信じられなかったからだ。私は何よりも”内なる自分と信頼関係を築く”ことが大切だと思っている。だから、自分との約束を守り、掲げた目標を達成する。それをやり遂げるまでの姿を内なる自分はもちろん他人も見ていて、そこから自然と周囲の信頼も生まれていくのではないだろうか」と説明しています。
私たちは、大切な人との約束なら必ず守ろうとします。約束を破ることは信頼関係を壊すことだと知っているからです。
同じように、自分との関係が良く、自分を信頼している人は、自分との約束を大切にするのではないでしょうか。
ここぞというときに、頼れるのは自分です。自分を信頼できていなければ重要な場面で不安を抱いて力を十分に発揮できず失敗してしまうかもしれません。
私も自分に自信を無くしてしまうことがたびたびあります。そんなとき、私は自分で決めたことをどれだけ達成できただろうかと思い返してみると、思わずため息が出てしまいます。このため息が今の内なる自分との関係を表しているのだと思います。
そんな私ですので、今からでもなにか1つでもいいから絶対に守る自分との約束を決めたいと思いました。
誰も知らないことだからと約束を破っても、それを内なる自分は見ているということを忘れないように、心に決めた約束を守って自信にあふれた自分となり、より役に立てる人間になれればと思います。