１１月２３日はワーク・ライフ・バランスの日です。

ワーク・ライフ・バランスとは、仕事と私生活両方においてやりがいや満足感が得られる状態のことで、日本における所得がなかなか上がらない中、有給休暇の取得推奨や時間外勤務の制限など、近年政府も強烈に推進している取り組みです。

昔なら朝から夜遅くまで仕事するのは当たり前で、平日は帰ったら寝るだけというモーレツな働き方が浸透していましたが、核家族化や少子高齢化、夫婦共働き世帯が多数派になるなど、私たちの社会生活構造は大きく変化しました。
そういう環境の中では一人一人の満足度や幸福感が大切であり、私生活が充実すると仕事の生産性向上にもつながることが挙げられています。

ただ日本は他国に比べて労働生産性はかなり低いままで、35か国ランキングでは日本はアイスランドに次いで20位と主要先進国（G7）では最下位となっています。

生産性が低いから業務量が増えて残業が多く有給休暇も取りにくいという悪循環に陥っているのです。

この状態を改善するには日々行っている業務の抜本的な見直しが必要ですが、私たち個人にできることは必要ではない無駄な仕事の削減です。
テレワークの普及で従来の会議の姿が大きく変わったように、やり方次第では私たちの仕事はもっと効率化できると思います。

連絡報告書類作成など、昔からやっているからという理由だけで続けている仕事はないでしょうか。
それらを見直していくことで、本当に必要となる仕事が見えてくると思います。

日々の仕事に問題意識をもって行動していきましょう。