オリンピックから考えさせられる気配り
朝礼ネタ5598 2022/10/10 10月今日は何の日?10月10日は日本で一番晴れる確率の高い日らしく、「体育の日」として制定されました。
今は「スポーツの日」ですが、なぜ体育の日だったのかといえば、その晴れる日にオリンピックの開会式が行われたからです。
世界中から注目されるワケですから、日本だって雨や曇りの開会式は出来ないと思ったのでしょうね、本気さが伺えます。
東京オリンピックが開幕したその日、一気に普及したものがあるのをご存知でしょうか?
びっくりすることに冷凍食品なんです。
現代食として普及され、今は冷凍食品とは思えない品質(クオリティ)ですよね。
なぜ、普及したのかといえば、選手村では大勢の人の食事を作ります。
関係者全員分の食事となると、国内の食料品だって品薄は状況だったこともあり、冷凍食品を導入したんだそうです。
出された食事は、その当時でも冷凍品を使ったとは思えないクオリティであったと評判になりました。
この一見があり、まずは業務用として冷凍食品が広がり、一般家庭にも浸透して今に至ります。
その当時から技術力の日本だからこそできた「最高のおもてなし」だったのではないでしょうか。
海外からのオリンピック関係者の人たちに、過不足なく過ごして貰えるもてなしができたことはあっぱれ(天晴)と言いたくなります。
また、選手や関係者だけを持ち上げて生鮮食品を使わなかったのは、私たちに火の粉がかからないようにという配慮があったかもしれません。
片方の人のことだけではなく、両方に目を配れるのが日本人の性質です。
身内のこと、同僚のことは気配りが後手になってしまうかもしれませんが、こういった本物の気配りができる人間でいたいと考えさせられました。