３月24日は「壇ノ浦の戦いの日」です。

この記念日は平安時代の末期、1185年３月24日に源氏と平氏の最後の合戦である「壇ノ浦の戦い」があったことに由来しています。

なお、この記念日は特定の制定者がいるわけではなく、自然発生的に言い伝えられてきたものです。

壇ノ浦の戦いで勝敗を決めたのは、潮の流れが変わったこともありますが、それよりも義経の掟破りの戦法が影響しています。当時の海戦では、船を漕ぐ水夫は狙わないという暗黙のルールがありましたが、義経はそれを破って水夫を攻撃します。水夫を失った平家の船は動きが取れなくなり、一気に勝勢が源氏に傾きます。

ちなみに、戦いでは戦略が重要になりますが、戦いにおける兵法家として有名な人に「孫子」がいます。

孫子は今から約2500年前、中国の春秋戦国時代の人ですが、孫子は戦いの途中で戦いに勝つためのノウハウを執筆しており、それをまとめられたのが有名な「孫子の兵法」です。

孫子の兵法では、戦いを避けることが最善の策と記されていますが、戦いを起こすなら、スピードが一番の策と言っています。

戦いの際は敵軍より少しでも早く動くことで、より有利な地形に位置し、より有利な陣形を組むことができ、それこそが敵軍より有利に戦う道と教えています。

この戦法はビジネスにおいても有効です。

競合他社との戦いにおいては、少しでも早く自社にとって有利な状況を作ることが最優先事項です。

少しでも早く情報を得て、少しでも早く準備をし、少しでも早く戦いの体制を整えることが勝利の鉄則です。

テレビドラマのような、苦境の中での大逆転など無い、と思った方が賢明です。