3月22日は放送記念日-ピーク・エンドの法則で好印象を得る
朝礼ネタ5386 2022/03/22 3月今日は何の日?3月22日は「放送記念日」です。
この記念日は、1925年(大正14年)の3月22日に東京放送局(現NHK)がラジオの仮放送を開始したことを記念して、1938年(昭和13年)に制定したものです。
日本初のラジオ仮放送は、芝浦にある東京高等工芸学校に仮スタジオを設けて行われました。
日本のメディア事業が発展するのは、1924年(大正13年)の関東大震災時に起きた、デマによる外国人襲撃事件が影響しています。当時の東京市長(現東京都知事)の後藤新平が、非常時に正確な情報を国民に伝える手段の無いことが悲劇に繋がったとして、放送局の設立を急激に進めます。
ところで、近年では多くのメディアを利用して多ジャンルの映画を観ることができます。
ただ、映画の鑑賞後数年が経つと、映画のあらすじを忘れてしまうものです。ところが、感動したクライマックスやエンディングの場面だけはいつになっても瞼に浮かびます。
それを、「ピーク・エンドの法則」と言います。
ピーク・エンドの法則とは、人が記憶している経験というのは時間的な長さではなく、クライマックスと最後の場面の2つの印象に集約されているという理論です。
そして、終わりが良いと好印象のまま記憶として残ります。
例えば、学生生活のことを聞かれた際は、最も感激したことを思い出すものですし、卒業の時点で楽しい思い出があると、学生生活は良かったと答えます。
このことはビジネスでも同じです。
得意先にどんなに詳しく丁寧に提案しても、合否の判断ポイントは最後の印象が大きく影響します。エンディングに好印象をもたらすように、インパクトの強い言葉を入れることが大切です。