３月15日は「世界消費者権利デー」です。

この記念日は国際消費者機構によって制定されますが、1962年(昭和37年)にアメリカのケネディ大統領が以下の４つの消費者の権利を宣言したことに由来しています。

・安全への権利
・情報を与えられる権利
・選択をする権利
・意見を聴かれる権利

ところで、会社が新しい製品やサービスを開発するのは、消費者の満足を得るためです。

そのためには、開発した製品やサービスを利用してもらう必要がありますが、その前提として、消費者に製品やサービスを購入してもらわなければなりません。

当然ですが、消費者は無条件で製品やサービスを購入しているわけではなく、特に使ったことの無い製品やサービスを購入する場合は、買った後にどうなるか不安を抱くものです。

このような購入後のリスクを気にかける意識を「マッチングリスク意識」と言います。

例えば、ジャケットを選ぶ時には『スカートと合わなかったら、どうしよう』とか、新商品の弁当を買う時には『美味しくなかったら、どうしよう』と迷います。この不安は、価格が高くなるほど大きくなります。

ただ、マッチングリスク意識を持つということは、裏を返せば製品やサービスが気に入っているという証でもあります。従って、マッチングリスク意識を解消すれば購買に繋がります。

そのための手段として、以下のことがあります。

・返金保証、返品保証

購入後、自分の希望にそぐわなかった場合に返金や返品ができれば、消費者は安心して購入できます。

・無料サンプル

実際に使用してみないと効果が分からないような商品やサービスの場合は、お金のリスクのない無料サンプルが有効になります。