山本五十六の部下の指導方法について
朝礼ネタ5274 2023/02/09 名言・格言教育皆さんは「山本五十六(やまもといそろく)」という人を知っているでしょうか。
第二次世界大戦時の日本の連合艦隊司令長官で、戦死後は元帥海軍大将になられた方です。
この方が「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ」という名言を残しています。
これは「人にものを教える」場合の考え方を如実に表しています。現代流にいえば「部下の指導育成」のやり方」といったところでしょう。
皆さんは部下や後輩にどのようにして仕事を教得ているでしょか?
「やってみせ」とは、まず仕事を知らない部下後輩に自らが実際にやって手本を見せることで、仕事の内容を理解させます。
次に「言って聞かせ」とは、仕事の手順やポイントをわかりやすく説明することで、仕事を理解させます。
その次に「させてみせ」とは、その仕事を実際に部下後輩にやらせてみます。そして間違えている所や不安な部分は再度しっかり教えます。
そして「ほめてやらねば」とは、仕事を覚え、出来るようになった部下後輩をしっかりと褒めてやります。
「人は動かじ」というのは、部下後輩に仕事を教える時は自分がやってみることで手本をみせ、次に言葉で手順やポイントを説明し、その後にしっかり理解しているか部下後輩にやらせてみます。そして上手く出来ればしっかりと褒めてあげることです。部下後輩は褒められることによってモチベーションが上がってもっと前向きに行動するようになります。
どうですか、部下後輩の指導(育成)方法になっていると思いませんか。昔も今も部下後輩の指導育成の方法に変わりはありません。とてもポイントをついた言葉だと思います。
私自身この指導方法を参考にしてきましたし、組織で働く人すべてが知っておくことが大切だと思っています。戦時中の古い話と思わないでください。時が過ぎても変わらないものもあるのです。
これから部下・後輩や人に仕事(作業)を教えることはどの人にもあると思います。ぜひこの言葉の意味をよく考えて行動に移してもらえればと思います。