スピーチを面白くするコツ、教えます
朝礼ネタ5245 2023/01/11 ビジネスコミュニケーション多くの方が思っているのと同じように、業務に何の関係もない朝礼スピーチや、友人代表で話す結婚式の祝辞など、人前に立つことがとても憂鬱でした。
以前私が3ヵ月受講したハローワーク主催の職業訓練でも、面接対策の一環なのか、持ち回りで3分間スピーチがありました。
当日スピーチした人が提供した翌日のお題に沿ったスピーチをする形で、3回ほど人前で話しました。
口下手で人と話すのが苦手な私が、「このクラスで一番うまい」と言われていたほど、どういう訳かこのスピーチが得意でした。
前日にお題をもらい、1日考える余裕があったことが、恐らくよかったのでしょう。
突然今お題を出されても、グダグダになるのは目に見えています。
どんなお題でも、「これは言いたい」というポイントを書いただけのメモを必ず持って私はスピーチしていました。
全文を書いてしまうと、作文を読んでいるようになってしまい、聞くほうも退屈してしまいがちです。
話の手がガリになる気候や、きょうは何の日などの鉄板ネタは、長年在籍している社員には聞き飽きているため、話さないようにしていました。
一方、東京ディズニーリゾートに遊びに行ったことのように、自分の経験を絡めた独自の使い方によって、鉄板ネタは、便利な話の手がかりになります。
仕事を始める前の空気を一気に悪くしてしまうような、頭が痛い、眠りが浅いなどのネガティブな話題は避けました。
4部構成の起承転結の3分間スピーチより、雅楽の世界で使用されていた3部構成の序破急のほうが私に合っていました。
話の導入の「序」、話の導入から発生した問題の「破」、問題解決の「急」の流れで話しました。
起承転結か序破急のどちらかを意識して話さなければ、学校の校長先生のようなダラダラした意味のないスピーチになってしまいます。
スピーチに悩んでいる方に、私の3分間スピーチのコツが多少でも内容を考えるときの役に立てば幸いです。