今までにも幾度となく、言われてきたかと思いますが、改めて挨拶することの大事さをお話させてください。

皆さんは今までで、学校やご家庭で挨拶の大事さについて教わってこられたと思います。

が、ここで改めて、挨拶がなぜ大事なのかを説明してくださいと言われたら、なんと答えますか？

「人としての礼儀だ」と答える方が多いのではないでしょうか。

それ自体はなんの間違いもないと思います。

しかし、挨拶の存在意義は社会人としてもっと大事なものなのです。

それは、「印象をつくるキッカケを作るもの」ということです。

皆さんは、単純接触効果というものをご存知ですか？

人というのは、繰り返し接する機会が増えると自然と印象が良くなったり、好意を抱くようになるという、心理的な効果のことです。

この効果についての論文をまとめた、心理学者の名前をとって、、ザイアンスの法則と呼ばれたり、熟知性の原則と呼ばれることもあります。

挨拶をするということは、しない時に比べて確実に1度、接触の機会を増やすことになります。

挨拶をきっかけに談笑をする機会があるかもしれませんし、話しかけやすい空気になってくれば、職場の雰囲気も良くなります。

逆に、挨拶しなかった場合はどうでしょうか？

単純接触効果の話に限れば、その効果が活かせないということになります。

また、無視をされているといった印象を持たれてしまう可能性もあり、雰囲気が悪くなる可能性が高いです。

いいことは何も無いですよね？

これは、職場内に限りません。

取引先の方はもちろん、会社の周りに住まわれている方と出会った時にも良い印象を持っていただいた方がいいですよね。

挨拶の大事さについて分かっていただけましたでしょうか？

それでは、今日もしっかり挨拶をして、気持ちよくお仕事をしましょう。