カッコつけることはカッコ悪いことですか
朝礼ネタ5170 2022/10/05 社会・経済心理・メンタル日本人の中には「見栄を張ることの無意味さに気付いた」とか言っている人もいるようです。しかし、本当にそのような発言をしている人はかっこつけることよりもかこつけないありのままの自分のほうがただ楽なだけなのでそのような発言をしているのではないでしょうか。
もっと言えば、日本人全体がカッコいいものよりも心地よいものをシフトしているというよりも、すでに日本人はかっこつける力さえなくなりつつあるのではないでしょうか。
人というのは自然体でいたら自分自身を成長させることはできません。わかりやすい例を挙げると、ボディービルの選手は筋肉に負荷をかけることによって、あのような肉体美を手に入れているのであって、あれを手に入れるためには日々膨大な時間をかけて理想を作り上げているのです。
会社の事業も常にトップを走っている企業というのは緊張感をもって経営されているのである意味ピリピリとした雰囲気を社員一人一人が知らず知らずに醸し出しているものです。そこには心地いい緊張感はあってもだらけたものはありません。
つまり、個の集合体である会社が無理をして仕事をやっているからこそ私たちは豊かな生活ができるのです。かっこよさを追求せずに楽なほうへ行くような社員ばかりで構成されいる企業は今はよくてもいづれ潰えてしまうでしょう。
現在の凋落しつつある企業というのは、内にこもって人の目を気にしなくなり自分さえ満足できていればいいという精神が蔓延しているように私の眼には映るのです。