楽な仕事をしている他部署
朝礼ネタ5163 2022/09/28 コミュニケーション 他人の芝が青く見える、という言葉があります。他人のものは良く見えるという例えです。
会社において、他の部署の仕事が自分達の仕事よりも劣ってみえる事があります。
自分達の部署の方がずっと会社の為になる事をやっていて、売上げにも貢献している。それに対して向こうは、いい加減な仕事をやってこちらに迷惑をかけている。
こういう感覚は、実は当たり前のものです。
介護業界を考えてみて下さい。
介護業界でお金を稼ぐのは、実際にお客さんに接する介護職員です。
でも、事務をする者がいなければ、介護保険の申請が出来ないので、売上げはお客さんが支払う額だけになります。つまり10分の1になってしまいます。
会社にとって各々の仕事は重要なのですが、本当に大事な仕事をしているタイミングは、お互い気づく事は出来ません。
何しろ、介護職員は立っている時が仕事で、事務職員は座っている時が仕事なのです。
これはどの業界でも同じ事です。
他の部署がどんなに楽に見えたとしても、会社がそれを認めている限りは、必要性があって重要な仕事を行っているのであす。
大前提として、まずはそう考えなければなりません。
その上で、自分の部署の業務と関係のある部分で生じる他部署の不具合については、感情を交えず解決のみを目的としてやり取りを行えば良いのです。
そこに、主観のみの不公平感を持ち出して「いつも暇そうにしてるんだから、ちゃんとしろ」などと考えては、上手く行くものも上手くは行きません。
互いの仕事を尊敬し合う事を心がけ、気持ちの良い関係を築きましょう。