生産性を上げるという錦の御旗
朝礼ネタ5128 2022/07/29 社会・経済小さなことでもコツコツやるという精神は日本人は大好きで、そのような行為をする日本人を嫌悪する日本人は非常に少ないのです。しかし、この小さなことからコツコツというのは非常に非生産的な危ない行為なのです。
たとえば、いくら小さなことからコツコツが大事だからと言って、パソコンでアンケートサイトでアンケートに答えたり、何十回もクリックをしてそれをひたすら繰り返してお金を得る行為は決して効率のいいお金の稼ぎ方ではありません。
そのようなことをするくらいだったらまだ、コンビニエンスでアルバイターとして働いたほうが余程いい賃金を得ることができることは自明です。
しかし、多くの日本の企業ではこの自明なことが行われたおらず非常に生産性の乏しいことばかりやっているのが現状です。生産性の低いことを長時間かけてやってもそれは利益は出ますが、いつまでたっても稼げない体質からは抜け出すことはできません。
しかし、このような危機的状況になってもなお「稼ぐ力」とはなんであるかということを多くの日本人は知らないので現状を打破できないのです。
つまり、日本は先進国と言われてはいますが、いつの間にかそこで働く人たちは先進国から落ちぶれてしまったということを認めずにいるのです。
もっと言えば、今の会社に足りないものは今置かれたいる状況をしっかりと分析し、効率化できる部分を効率するという従来型の改革ではなく根本から考えさないといけない時期に来ているのではないかと私は考えます。