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立ち食いでもいける! 小諸そばとの出会い

  朝礼ネタ5051  2022/05/12  グルメ地域情報

駅のホームや改札を出たところにある立ち食いそばを食べるなら、私は「お店に行けばいい」と思っていました。
ところが、東京に多数のお店がある小諸そばの存在を知った数年前、私は食べる機会がなかった立ち食いそばにはまり、マイブームになりました。

私が通っていた都内の職業訓練施設では、原則食事の用意がなく、各自お弁当や持ち込みだったため、外食していました。
当初、食事することが日課だった中華料理屋の日高屋は、施設に通い始めた数年後、再開発事業に伴う工事のため、閉店してしまいました。
「これからどうしよう」と思っていた私に、「駅から出たすぐのところに、立ち食いそば屋があるよ」と施設のスタッフに教えていただいたのが、小諸そばでした。

「立ち食いだし、大したことないだろう」とあまり期待していなかった私は、食べてみてとても驚きました。
美味しかったのはもちろん、食欲をそそられた濃い出汁の香りと、ボリューム満点の盛りつけは食べ応え十分でした。
食べた瞬間、私の中の立ち食いそばのイメージが変わったのは、言うまでもありません。

立ち食いそばのイメージが変わった日以降、私はほぼ毎日お昼休みに通うようになりましたが、このお店に決めた理由がいくつかありました。
天ぷらやかき揚げ、キツネ、カレーなど、初めて来たときにはどれにするか悩んだほど、一通り揃っていたメニューの豊富さです。
そば屋ですが、同じ具材でそばかうどんを選べ、うどんも注文できたのは大きなポイントでした。
そば派か、うどん派で盛り上がるとき、うどんが好きな私は、よくうどんを注文していました。
私の立ち食いそばのイメージを変えた最も大きな要因は、ボリュームの満点さです。
私にとって立ち食いそばは、小腹がすいたとき、ちょっと立ち寄って食べる、ファストフードのような存在でした。
少食の私は、当初「普通盛りで大丈夫」と思いましたが、物足りなさを感じて以来、大盛にしました。
立ち食いそば屋でありながら、きちんとテーブルと椅子が用意されていました。
立ち食いに慣れていなかった私が、椅子があるテーブルに案内されたときは「ほっ」としました。
座るまでが一苦労でしたが、立ち食い用のテーブルにあった背の高い椅子がなかったら、私は立ち食いそば屋を好きになっていなかったかもしれません。

施設に通っていたとき、ほぼ毎日小諸そばを食べに行きましたが、在宅ワークになった現在、食べる機会がなくなってしまいました。
電車を乗り継ぎ、もう1度食べに行きたいですが、コロナが終息しない限り無理でしょう。
お昼休みに味わえるように、職場の近くにこんなに美味しいお店があったら、午後からの仕事がはかどりそうです。
はまってしまうような美味しいお店にまた巡り合いたいものです。

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