聴覚障害で困っている人を見かけたら
朝礼ネタ505 2021/01/01 3月コミュニケーションマナー「3月3日は何の日だ?」と質問すれば、大半の人は「ひな祭り」と答えてくれます。
でも、3月3日は耳の日でもあるんですよ。
ミミの語呂合わせと3の数字が耳の形に似ていますから、覚えやすいですよね。
耳の日が制定された目的は、聴覚障害の予防・治療などの理解を深めることと、耳の衛生についての知識の普及のためです。
耳の日にちなんで、もし自分の耳が聞こえなくなったらと考えてみてください。
仕事に支障がでるのはもちろんのこと、お湯の沸く音、背後からくる自転車の音・風の音も虫の声も聞こえなくなります。
目覚まし時計のベルの音だって聞こえないのですから、私なんて毎日遅刻してしまいます。
ちょっと考えただけでも、すごく不便ですよね。
先日電車に乗っていた時に、車両故障で電車が止まってしまいました。
その時に隣に座っていた女性に、トントンと肩をたたかれました。
無言で携帯電話の画面を私に見せて、身振りで画面を見ろと言っているようです。
「耳が聞こえません。何で電車が止まっているんですか?」と、携帯の画面に書いてあります。
私も自分の携帯電話を取り出して、車内放送の内容をメール画面に入力して彼女に見せたところ、状況が分かって安心したように笑顔で頷いてくれました。
手話ができなくても、筆記や携帯電話やスマートフォンの画面を使ってコミュニケーションをとることができると、彼女に教えてもらいました。
私たちの周りには聴力の弱い人や、まったく音が聞こえない方々がいらっしゃいます。
皆さんも聴覚障害で困っている人を見かけた時は、今日紹介した方法でサポートしていただければと思います。