他人を許せるようになる方法
朝礼ネタ4945 2022/01/29 心理・メンタル電車やバスに乗っているとたまに足を踏まれることがあります。大抵の人は不愉快に感じるでしょう。
その気持ちはごく自然です。何故なら足を踏まれるというのは単純に痛いですし、靴が汚れたり傷む原因です。
更に足を踏まれるというのは非日常の出来事です。
人の足を踏むのは非常識です。その非常識がいざ自分の目の前で起こったら、痛いという感情と同時に相手への憎しみの気持ちが芽生えることでしょう。
しかし、そんな非日常で非常識なことをあなたも人に対してしてしまうことはあるはずです。
そんなときはお互い様の精神です。
これは人を許すうえで一番大切な考え方です。
また、何故足を踏まれたのかを冷静に考えてみるのもいいと思います。
バスや電車は揺れます。
揺れて足がふらつくことがあると思います。
それがたまたまあなたの足の上にきてしまった。
なにも悪意のある行動とは限らないのです。
足を踏まれて怒る理由は結果だけを見ているからです。
踏まれるまでのプロセスまで考えられれば人を許せるようになると思います。
更にもっと寛大になるには足を踏まれたことで何が起こるのかを考えてみてください。
痛いし靴が傷つくだろう、というお気持ちはよくわかります。
ですが、わざとではないことが多いことに対して怒りを覚えるのは果たして自分に得があるのでしょうか。
まして小声でもすみませんと謝ったり、申し訳なさそうに会釈をする人は自分の非を認めているのです。
そんな人に対して怒るのは逆に踏まれた方が大人気ないというものです。
大人気ないのは人間関係が崩壊するきっかけになります。
特に部下に思われてしまうと致命的です。
他人を許し懐の大きさを示す方が初めは辛いかもしれませんが後に得られるものの方が大きいのです。