ビジネスに潜む表裏一体の事実を理解すべき
朝礼ネタ4901 2021/12/10 商品・サービスビジネスゲームの進化に関しては昔と比べると顕著であり、家庭用ゲームのソフトは特にグラフィック面が大きく進化しました。
昭和の頃のゲームはいわゆるドット絵が使われたものが主流で、2Dで表現される世界だったと言えます。
しかし、その後は3Dのゲームが当たり前となり、グラフィックに関しては実写にしか見えないソフトまで登場してきたのです。
この状況に関しては、実際にゲームをプレイする消費者からすれば、かなり大きなメリットに思えてくるでしょう。
でも、この状況は必ずしもメリットだけをもたらしているわけではありません。
このようなグラフィックの進化は、開発期間という点に明らかに影響を与えています。
つまり、グラフィックにこだわるあまり、開発期間が非常に長くなってしまう状況が発生したのです。
特定のゲームソフトのシリーズにおいて、例えば以前は1年に1回程度のスパンで新作が発売されていたのに、現在では5年に1回程度という状況は珍しくありません。
つまり、メリットの裏でこのようなデメリットが生まれてしまっている状況と言え、この部分は消費者からすれば許容しがたい面に感じられるケースもあるでしょう。
消費者のためにやっていると思っていることが、実は消費者にとって望ましくない面も実現している可能性は常にあります。
ビジネスではそういう可能性があるという事実を常に認識しておくべきではないでしょうか?
私はビジネスではこういった表裏一体の面が常に存在するという事実を念頭において、そのうえでどのような選択をすべきか?について考えながら仕事をしていきたいです。