自分のこととして受け止めよう
朝礼ネタ4849 2021/10/18 故事ことわざ「他山の石」という故事ことわざがあります。
どのような意味かというと、他人の言動がたとえ間違っていたり劣っていたりしても、それを自分に生かしたり、自分の身に置き換えて反省したりすることです。
私たちは毎日、朝起きてから夜眠りにつくまで、ありとあらゆることを行います。自分一人だけで行うこともあれば、人にお願いしたり、人の手を借りなければできないこともあります。その全てを、なんの誤りもなく完璧にこなすことは、かなり難しいことです。ちょっとした誤りが一つもないほうが、不自然な場合もあると思います。
人は自分のことはさておき、他人のことには厳しくなりがちです。それが仕事であればなおさらでしょう。「この人の言っていることは間違っている」、「あの人はこんなことも出来ない」、会社でそうした場面に出くわすことは、誰しもがある筈です。
ただ、他人の「間違っている」「出来ない」を、自分に置き換えて考える人はどれほどいるでしょうか?他人の「間違っている」「出来ない」は、自分の「間違っている」「出来ない」であるかもしれません。
上司、同僚、部下の間違いや失敗をバカにしたり、けなしたりするだけでは会社は伸びません。その間違い、失敗を認め何が原因で起こったのか、次に起こらないためにはどうしたらいいのか、を皆で考え実行しなければ会社は変わりません。
自分の身の回りで起こっていることは、決して自分と無関係ではありません。自分の仕事ではないから関係ないではなく、改善が必要であれば少しでも良くなるように考え、実行しましょう。