周りが見えなくなっている優待クロス族
朝礼ネタ4650 2021/04/12 心理・メンタル投資・資産運用株主優待もどきといいましょうか、投資ではないのですが、投資商品をちょこっといじって、得をする方法が流行っているようです。ただし、このような投資ブームのようなものというのは所詮はブームであって、一過性のものだという風に思う人も多いかもしれませんが、投資のようで投資ではない一般信用の空売りを使った株主優待クロス取引はどうやら一過性のブームでは終わりそうもないのです。
なぜならば、この一般信用の空売りを使った株主優待クロス取引というのは後出しで企業が「株主優待を廃止します」と言わない限りは勝てる勝負だからです。ですから、このような誰でも勝てる勝負というのは一度この世界に入れば、そこを動こうとする人はだれもいません。
そのため、株主優待クロス取引という投資の本筋から外れたことばかりに精を出し、肝心かなめの投資をやらないという本末転倒のかわいそうな人が続出しているのです。しかし、一般信用を用いた株主優待クロスにドはまりしている当人たちは、自分たちは正しいことをやっていて間違ったことはやっていないという風にかたくなに思い込んでいるのです。
しかし、実際の株価を見れば投資していたほうが株主優待クロスでしこしこ株主優待をもらって、それをインターネットオークションで売却して小銭を稼いでも、明らかに前者のほうがパフォーマンスをみれば上なのは明らかなのです。
しかし、株主優待クロス取引にはまっている人というのは、広い視野でものを見ることができなくなっているのでこの事実を見ようとしません。
投資だけではなくビジネスにも、これと全く同じようになっている事例はたくさんあります。