「物は考えよう」という考え方
朝礼ネタ4554 2021/01/13 故事ことわざ笑顔毎日暮らしていると、喜怒哀楽の感情が自分の気分を左右します。
今であれば、コロナが日本に入って来てから、それ以前に比べてたくさんの事柄に変化が生じています。
のんびりと過ごしていたのに、常に目に見えないコロナから身を守らなくてはならないと緊張が続く毎日です。
他の人のことが腹立たしく思ってみたり、口に出せないけれど注意したいと感じたり。
そんな毎日ですが、ふと思い出したことがあって、それからはだいぶ気持ちがフラットに過ごせるようになりました。
皆さんはいかがですか?
気分がイライラしたりすることがありませんか?
私が思い出したのは、祖母の法事があった時のことです。
まだ私は子供だったので両親と一緒に法事に出席していました。
大人たちは久しぶりに親戚が集まったので楽しそうに話をしていました。
親戚が集まるとお話が上手なおばさんがいて、いつもみんなを笑顔にしていました。
その法事の時にもやはりおばさんの話をみんなは聞いていました。
難しい話は私には分からなかったのですが、おばさんが言っていた「物は考えよう」という言葉は耳に残っています。
そしてその話の中で、おばさんは世の中にはいろんな人がいるがいちいち腹を立てていては自分が損だと言っていました。
例えば、車を運転していたら危険な抜き方でスピードを出して追い抜いて行った車があったそうです。
腹を立てて抜き返そうとすれば事故になる。
「物は考えよう」だから、あの人は親が死にかけて少しでも早く行きたいのだろう、抜き返そうとすることもない。
そう考えれば、気持ちが落ち着いたそうです。
どんな風に考えてもいいのですから、自分も何か腹が立った時は少し冷静に「物は考えよう」を実行しています。
みなさんにも参考になれば嬉しいです。