ビジネスに活かせる心理学:単純接触効果
朝礼ネタ4430 2021/01/01 心理・メンタル心理学の理論の1つに、「単純接触効果」というものがあります。難しそうなひびきですが、内容は単純です。
単純接触効果とは、知らないものや人に対して、接触が多くなるほど、好意を持つようになるというものです。
流行りの曲をはじめて聞いた時は何とも思っていなくても、何度も耳にするうちになんとなく気に入ってしまった、という経験はありませんか?これは単純接触効果によるものです。
ビジネスの場面でも、この単純接触効果が役立ちます。
例えば、よく知らない方と仕事をすることになったとします。手が空いた時や休憩の時に、挨拶したり、一声かけたりするようにします。すると、単純接触効果が働いて、その方に好感を持ってもらえるようになります。
営業の際や取引先の方に接する際にも同様です。さらに、挨拶や声かけだけではなく、メールや電話でのコミュニケーションも有効です。
このように、直接対面して接すること以外でのコミュニケーションも、「接触」に含まれます。
ビジネスで気軽に取り入れることのできるテクニックですが、2つ注意点があります。
1つは、第一印象が悪いと逆効果である、という点です。これは想像していただければわかるように、初めの印象が悪い相手に、何度も挨拶されたり話しかけられたりすると、嫌いになっていってしまいますよね。なので、第一印象を良くしておかなければならないという前提があります。
もう1つは、程度に気をつける必要がある、という点です。あまりにも頻繁にコミュニケーションを取ろうとすると、不審に思われてしまったり、しつこいと感じられてしまったりします。
適度に行うことが重要です。
単純接触効果を取り入れることで好感度を上げて、仕事のしやすい環境にしていきましょう!