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意外なところにギリシャ語

  朝礼ネタ4286  2021/01/01  ビジネス身近な法則

今日はちょっと「ギリシャ数字」の話をしたいと思います。

英語で9月はセプテンバー、10月はオクトーバー、11月はノヴェンバー、そして12月はディセンバーと言います。9月以降は?バーが付く季節ですね。何となく「バー」というのが月なのは分かりますが、セプテンやオクト、ノヴェンやディセンというのは、どこから来ているのかご存じでしょうか。セプテンは7番目。英語のセブンに似ています。オクトは8番目。英語でタコはオクトパス。タコの足は8本ですね。ノヴェンは9番目。ディセンは10番目という意味です。

そうだとしたらセプテンバーは7月、ディセンバーは10月のはずですが、その昔、古代ギリシャでは3月が年の初めでした。いわゆる旧暦というやつです。だから3月からスタートすると9月は7番目の月ですからセプテンのバーになる訳です。この古代ギリシャの旧暦の名残が、現在の英語に生きています。

面白い事にこのギリシャ語の数字の発音の名残というのは、色んなところに出くわします。例えば1という数字。ギリシャ語では「モノ」と言います。白黒単一色のモノクロ、レールが1本のモノレール、左右両方同じ音のモノラル録音。「ジ」、又は「デュ」は2という意味です。二つの事柄に挟まれるジレンマ。一対一の決闘はデュアル、カラオケでカップルで歌うのはデュエット。

3は「トリ」。トライアングル、トリプル、トリケラトプス。4は「テトラ」。海辺にあるのはテトラポット、角が四つある三角すいの牛乳パックはテトラパック。

5は「ペンタ」。アメリカ国務省の5角形の建物は、通称ペンタゴン。6は「ヘキサ」。6角形の机で争う昔あったクイズ番組は、ヘキサゴン。その他にもオクターブやデシリットルといった単語もギリシャ語の数字の発音から成り立っています。こうしてみると意外なところにギリシャ語があるんだなぁと思います。

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