深く考えずに発言したことに関して実際とは違うことがある
朝礼ネタ4285 2021/01/01 ビジネス身近な法則特定の人たちを非難する言葉として「そんなことでは社会で通用しない」ということが言われる場合があります。
これは何らかの常識などから逸れる行動ををとったときなどで見られる言葉ではありますが、よくよく考えてみると非常にアバウトです。
社会というのはあまりにも広すぎる概念ではないか?と思えてきます。
確かに社会一般的に共有されているような、誰もが正しいと信じている常識はあるでしょう。
「犯罪を犯してはいけない」などは、社会全体での正しい価値観と言えると思います。
しかし、ビジネスにおいては、会社ごとに常識が違っているということがあります。
特に業界が変わると、常識そのものが大きく変わり、ある業界での常識が、別の業界での非常識になっている場合もあります。
つまり、私たちは「社会」という言葉を平気で使っている状況ですけど、実は社会と表現することが適切ではない瞬間があるはずです。
社会という漠然とした概念では意味がない、もっと細かく限定した言葉を使用しないと納得してもらえないシーンが恐らくあるでしょう。
だから、「社会では通用しない」という言葉に関して、別の会社など、社会の一部では通用してしまう可能性が考えられます。
説教が単なる詭弁にならないように、的を射ていることが言えるように努めるべきではないでしょうか?
私は普段何気なく口にしている言葉に関して、かなり注意深く使っていきたいと思っています。
適当な発言をしている状況を見抜かれてしまったら、私自身に対する信頼が大分落ちてしまうと思いますから。