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野村克也監督から学ぶ生きる知恵

  朝礼ネタ4169  2021/01/01  スポーツ

私は、野球が好きです。特に今日は野村克也監督の話をします。

野村監督はテスト生として南海ホークスに入団。テスト生なので
契約金などありません。いつ解雇になっても不思議でない境遇の中で、
徹底的に選手のしぐさや動作を研究し、やがて名捕手として
そして王、長崎とともに最高の打者として成長します。

監督としてもヤクルトでは数回の優勝
そして楽天でも数々の有能な選手の育てた有能な指揮官です。

彼は、究極なくらい研究熱心で、すべてにおいて頭を
使い研究し、物事を万事、肯定的にとらえる事の
必要性を説いています。

どんな状況に置かれても、そこに少しでも可能性が
あるのならば、その可能性を最大限活用し、勝利への
きっかけを見つける。

若いころに楽をし、苦労を怠ると、やがて数十年後に
何倍もの苦難が襲ってくる、野村監督の人生哲学です。

人間は体力や知力がある若いころに苦労をしたほうが
後の人生はスムースに過ごせるという話を彼はよく選手に
します。

今の社会人にもこれは当てはまります。

若いころに苦労をせず、恥をかきたくないから
周囲の目が気になるからと、万事において安全策を
とると、人は成長しません。

企業や社会は、スキルも知恵もそして人間的な
深みがない人間を評価することはないですよね。
社会は結果をやはり評価するシステムです。

人一倍勉強し、優秀な大学を卒業したり、
スポーツで全国でも優秀な成績を残す選手。
あるいは様々な検定試験で最高の成績を
残す人を社会も企業も評価します。

これは、その人が出した結果の評価もですが
結果を出すために努力した過程も評価しているんです。

大きな成果を出すためには人は
必ず努力します。
収集な学歴を残す人も、スポーツで
素晴らしい結果を残す人も、スキルがある人も
すべて共通してだれよりも真摯な努力を
継続しています。

このくらいにしておけば十分だろうという
感覚がないんですよね。
あくまで自分が欲しい結果を残すため
やりたいことも我慢してすべてを打ち込める人間力が
あるんです。

私たちは格差社会という厳しい時代を
生きています。

若くて勢いだけでだれでも生きられる
年数など数年です。
人生は長く才能の評価は、30歳過ぎてからだと
考えるべきです。

若いころに流さない涙は
将来の大きな人生の後悔になると趣旨の
話を野村監督はよくなされます。

これからの時代は自己責任が
要求される時代になります。
若く体力がある時期から
様々な厳しい状況に置かれたとしても
この状況は己を成長させるいい機会だと
肯定的にとらえ、その状況を解決し
社会で評価される人材になる事が求められています。

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