仕事をするときの心の持ちよう
朝礼ネタ4164 2021/01/01 心理・メンタル自分のすることが、ほめられたり、礼を言われたりすると、誰でもますますやる気になります。
ところが、良いことをしているのに、あまりほめてくれる人はいませんし、礼を言ってくれる人もいないという時あは、面白くなくなってしまいます。
そんな時に自分の心を支えてくれるものは何でしょうか?
例えば、主婦業などを考えてみると、よくわかると思います。
今夜の食事と朝の食事を何にするかと考えるのが一仕事です。
栄養のバランスやみんなの好み、自分の技術力と最近のメニューの重なり具合、予算や料理の時間などを考え、一つ一つ買い物をして、重い荷物を運びこんでからが、いよいよ始まりです。
テレビの料理番組の様に、下ごしらえをしてあれば簡単ですが、どの程度洗えば野菜の農薬を洗い落とせるのか、野菜の皮むきや、どのくらいの大きさに切り分けるのか、丁寧にやればキリがありません。
無駄を省いたりや、限られた時間内に作る苦労などを工夫して、出来上がれば、冷めないうちにとテーブルに並べ、「さあ、どうぞ!」と差し出せば、「おいしい」と言ってくれる人はいないし、作るのは大変なのに食べるのは一瞬の間。作った主婦は、みんなの食べ残しをしっかり食べて、後片付けがこれまた大変で、食器洗いを頼んでも来てもらえないことも多く、次の準備のために後片付け、そして、掃除、洗濯と、毎日の生活のどこに夢があるのでしょうか?
ほめてくれない、礼を言わない、おいしいといわない、それどころか、文句を言うとなれば、二三年ならよいのかもしれませんが、死ぬまでずーっと、陰で見えない苦労の人生なのです。
そんな奥さんは、「愛する夫や、家族のために」との想いで、頑張っておられるのではないでしょうか。それは、夫の方にも言えることだと思います。
「家族のため、妻のため」と想うからこそ、頑張れるのではないでしょうか。家族のためという、自分以外のためにと思うからこそ、頑張れるのでしょう。
仕事も、個人的には家族のためですが、お客様のため、会社のため、ひいては、社会のためにと思うことができれば、仕事ももっと楽しくできるようになれるのではないかと思います。