障碍者雇用促進法とともに、健常者が教えてあげるべき都内の福祉サービス
朝礼ネタ4080 2021/01/01 4月障がい者雇用促進法が成立してから久しく、来年も障がいを持った方が新入社員として皆さんと一緒に働きます。
法定雇用率が2%からさらに引き上げられる見通しで、今後さらに皆さんと一緒に働く障がいを持たれた方々も増えてくるでしょう。
その際に、遠方から都内に上京し、慣れない土地で会社勤めをしないといけない社員もいます。
少しでも彼らの金銭面の不安を取り除くためにも、皆さんも障がいを持った人への東京都の福祉サービスについて勉強し、必要に応じて教えてあげてください。
東京都在住なら、都営地下鉄、都営バス、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーなど、いずれかを一度は利用したことがあるのではないでしょうか。
実は、これらすべては身体障がい者福祉手帳、精神障がい者手帳を持っている方なら無料で利用できます。
せっかくの福祉サービスなので利用しない手はありません。これらの利用についてお話しします。
身体障がい者福祉手帳、もしくは精神障がい者福祉手帳を所有している場合、都営交通乗車証をもらえます。
平成20年4月から発行手数料が無料になり、平成22年11月1日からPASMOによる乗車証の発行が行われています。
これにより、改札なども通りやすくなり、特に身体障がい者の方は改札を通りやすくなることのメリットは大きいのではないでしょうか。
有効期間は発行から二年間で、更新はPASMOの通用期限が切れる月のはじめから行うことができます。
身体障がい者の方は、身体障がい者福祉手帳、または愛の手帳、そして期限が迫っているPASMOが必要です。
PASMOの発行や更新は都営地下鉄の定期券発売所、日暮里・舎人ライナーの定期券発売所で行えます。
都営地下鉄の場合、五反田、三田、新橋、日本橋、東日本橋、浅草橋に有人の発売所がありますので、無人の自動定期券発売機が不安な方はこれらいずれかの駅まで行く必要があります。
最寄りの場所をチェックして、知らない場合は教えてあげてください。
なお、PASMOの新規発行に限り、デポジットとして500円が必要になります。
PASMOの場合、磁気式の都営交通無料券に戻す場合は通用期限が切れている必要があります。
使用者の名義変更も同じく、通用期限が切れてから、新たに作り直す必要があります。
都営地下鉄、都営バスが無料になるのは、非常に便利です。障がいを持ちながら仕事をしている人は通勤も楽になり、さらに休日はどこへ出かけるのにも無料なので、行きたいところへの運賃を気にすることがないのは行動範囲を広げるいいチャンスです。
都内に住んでいて、こういった福祉サービスを知らないという社員には、ぜひこのサービスを教えてあげてください。