おはぎとぼたもちについての違い
朝礼ネタ4077 2021/01/01 4月お彼岸の季節になりました。皆さんはきちんとお墓参りをして先祖を供養しているでしょうか。
忙しい業務の毎日ですが、先祖をないがしろにしてはいけません。
皆さんのご家庭でも、おはぎやぼたもちなどといった季節の風物詩を購入することは多いと思いますが、おはぎとぼたもちについての違いをご存知でしょうか。
お彼岸には春のお彼岸と、秋のお彼岸があります。そしておはぎとぼたもちを感じにすると「お萩」、「牡丹餅」となります。牡丹の花は春に咲きます。つまり、牡丹餅は春のお彼岸に食べるものです。同じように、萩の花が紫色に色づく季節、つまりお萩は秋のお彼岸に食べるものということになります。
これは江戸時代中期に編纂された倭漢三才図解(わかんさんさいずえ)という日本の類書に「牡丹餅および萩の花は形、色をもってこれを名づく」とあり、牡丹の大きな花をかたどったものが牡丹餅、秋に咲く萩の花の小ぶりな可愛らしさからお萩は小ぶりに作られたという習慣が起源になっています。
では、そもそもなぜお彼岸にお萩や牡丹餅を食べる風習が生まれたのでしょう。
こちらも起源は江戸時代にさかのぼります。
あずきの赤色には、災難から身を守るという縁起物で、古くから邪気を払うものとしての信仰が、先祖の供養と結びついたものだと考えられています。さらに仏教の教えでは、牡丹餅もお萩も先祖を供養し、仏教徒が功徳を積むための捧げものであり、食べるために作られるものではありませんでした。
ですが皆さんは仕事をした対価として給料をもらっています。昔の仏教徒のようにする必要はありませんので、給料よりも仕事ばかりとワーカホリックにならないように、もらった給料で日頃の疲れを取るなど、心身ともに万全の体調で仕事に挑んでください。